暗号資産を10万円分買うときは、表示されている価格だけでなく、注文方式と実質コストを分けて確認します。同じ BTC 10万円分でも、販売所で買うのか、取引所の板で買うのかによって、支払額や受け取れる数量が変わることがあります。
まずは「どこで買うか」より先に、「販売所なのか取引所なのか」「その銘柄の板は十分に厚いか」「手数料とスプレッドを含めていくらか」を見ると判断しやすくなります。
最初に見る3つ
10万円分の買い注文では、次の3つを先に確認します。
- 販売所の買値と売値の差である スプレッド。
- 取引所の板で10万円分を買ったときの平均約定価格。
- taker 手数料、入金手数料、出金手数料を含めた総コスト。
販売所は操作が簡単ですが、スプレッドが広いと実質コストが重くなります。取引所は手数料が見えやすい一方で、板が薄い銘柄では スリッページ が起きます。
販売所で買う場合
販売所では、提示された買値で購入する形が一般的です。画面上の取引手数料が無料でも、買値と売値の差がコストになります。
購入前は 販売所スプレッド比較 で、現在スプレッドだけでなく24時間平均や7日平均も見ます。現在だけ広がっている場合は、少し時間を置く、取引所形式を検討する、注文金額を分けるなどの判断材料になります。
取引所で買う場合
取引所では、板に並んでいる売り注文を相手に買います。最良売気配だけを見ても、10万円分をすべてその価格で買えるとは限りません。
取引コスト計算(板シミュレーター) では、10万円分の買い注文がどの価格帯まで約定しそうか、平均約定価格、Impact、手数料込みの参考コストを確認できます。
10万円で見落としやすい点
10万円は少額すぎる金額ではありません。BTC のように板が厚い銘柄では差が小さく見えることがありますが、アルトコインや流動性が薄い時間帯では、販売所スプレッドや板の薄さが結果に出やすくなります。
また、買ったあとに出金する予定があるなら、暗号資産の送金手数料や対応ネットワークも確認します。1回の購入コストだけでなく、入金、購入、保管、送金、出金までを一つの流れとして見ると現実に近くなります。
確認の順番
- 買いたい銘柄の 銘柄ページ を開く。
- 販売所スプレッドと取引所板の両方があるか見る。
- 10万円買いの取引コスト計算(板シミュレーター) で実効コストを確認する。
- 販売所スプレッド比較 で販売所側のコスト感を見る。
- 最後に公式手数料表、最小注文数量、入出金条件を確認する。
この順番なら、手数料無料やキャンペーンだけに引っ張られず、実際に近い購入コストを比較しやすくなります。